夏コミ宣伝(金曜日西し33a)

■えー、今回は「TRPG論考みたいな」はおやすみで、ちょっと宣伝します。宣伝です。CMです。■浅川河畔スタジオ*1は、今年の夏コミも月夜埜綺譚をひっさげて参加します。どこまでできるかわからないけど、制作中なのは次の二つ。 「ラプンツェルと黄金の翼」 …

GMからの要求、PLからの要求、そしてシステム(TRPGと物語(iv))

■言葉を乱暴に使っているのでちょっと整理して、以下は気をつけます。ここでいう「物語」とは、ざっくりした定義で“人が話す嘘話で、誰かにきちんと聞いてもらえる(内容やパッションをある程度共有できる)もの”という感じのニュアンスとします。嘘話という言…

やばい…

■こんなの書くのに乗っている。原稿と仕事の現実逃避なのに。そのうえ、読者がいてアンテナにも捕捉されている。いまだかつてないくらい読者を意識していない気軽な(雑な)文章だったのに。まさにわーどすけっちず。いやいや古く青臭き我がショウヨウ日誌。…

『続・あしながおじさん』ジーン・ウェブスター

■「人生を変えた本」では大げさすぎるけど、大きな位置を持っていて、とくに創作方面に影響を与えたという意味では、トラウマティックなまでに巨大なこの本。以下、ネタばれを含む。■世界的に有名な書簡型小説である『あしながおじさん』(これも大傑作)の…

手前みそな月夜埜綺譚の話(TRPGと物語(iii))

■今回は、月夜埜綺譚という僕と浅川河畔スタジオと月夜埜綺譚製作委員会が作り上げたシステムについて語ります。いやん。■いままでの論点をつまらなくまとめたりいろいろなんかするとこんな感じ。 物語が物語であるため(きちんと他人様に読んでもらえる作品…

前説を忘れていた

■そういえば忘れていたので、ここのTRPG論考みたいな文章のコンセプトと方向性を書いておきます。■基本的には学究的に物語やTRPGを分析しきるつもりもありませんし、ある程度の資料的研鑽はするモノの、どちらかといえば今までの曖昧な経験論に依るところが…

TRPG的自分の痛さ(TRPGと物語(ii))

■TRPGなんてキモい連中しかしない趣味なんだよ、なんて言われても、それが本当のことだったとしても役に立つ感じがしない。TRPGをやっている人は傷つきやすい人なんだ、っていわれても、人は傷つきやすいもんだし、TRPGをやっている人がその他の層に比べて有…

痛い、という言葉もあれだが

■ともあれ、自分の面白さというモノを人に語り出すというのは、いわゆる一つの痛い行為であることは間違いない。そういうのを語れるのは、自分のことをつぶせるくらい透明に何かを描ける人なのだろう。無い物ねだりをしても仕方ないのでその辺はひとまずおい…

TRPG的自分の痛さと面白さ

(7/15ちょい加筆)

物語は自由か(物語とTRPG(i))

■以下はまだ煮詰めていないが、感覚的にはこれしかないっとか思ってる内容である。いずれ資料的研鑽を経て煮詰めるべきであろう。本当はね。■言うまでもなく自由ではないんである。漫画や小説を一度でも完成させ、きちんと人に見せ、感想に耐えたことのある…

村上春樹「午後の最後の芝生」

■村上春樹の短編の中で一等好きなこの作品が、『象の消滅』と称した海外向け翻訳本に収録されていた、というのはなんだか気分が悪くない。個人的には数少ない“こんな作品が書きたい”という類の作品である。そんなことを思うのがすでに何ともあれだけど、そう…

今日からここは月夜埜綺譚製作サイトになりました

■です。デザイナーズノートをはじめとして、TRPG界のもろもろをここにまとめてみることとします。ヲタク系です。もっともたぶん街のことも書くと思います。まあ裏も表もなくなったぜ系ブログです。リハビリかも知れません。もうちょっと続いたら宣伝します。

創作[ひとりごと]

作るのは楽しいけれど、それは所詮自分の中にある綺麗なもの探し、なんだろうなあと思うときもある。自分が嫌いな人間が、しかし自分を憎むだのと言うような根本的にゆがみを抱えた行為を行うある種の解消行為として、そして自分を嫌うような事実から目を背…

作品[ひとりごと]

本気で、ちゃんとつくった作品というのは、必ず作者以上のものになるという神話を信じている。僕にとってそれは“経験的な事実”で、だから本当のことかどうかは怪しい。でもそうじゃないと救われないじゃん? と、救われることがどういうことかもわからぬまま…

今日の一冊

最近の人生の支え。笑いと痛みの医療4コマ。医療の現場の日常を、面白おかしく、でもまじめな目で描く快作。まんがタイムオリジナル他で連載中。ラディカル・ホスピタル 1 (まんがタイムコミックス)作者: ひらのあゆ出版社/メーカー: 芳文社発売日: 2000/11…

苦労話

哀しい話は疲れる。

疲労話

現実はまあ基本的に清濁併せ呑むもんだし、結構難しい。 食事時に隣に座った女の子が延々と苦労話を話していた。たしかに彼女はなかなか大変な身の上で、若いみそらで必死に生きている、というのが伝わってくる切実な内容であった。けれども彼女が「最近刺激…

リアルとバーチャル

不動産がReal Estateというのはなんか面白い。リアルが「ホントウの」であるとして、バーチャルが「嘘だけどホントウ」であるとして、その言葉を使う国の人たちがどーいうものを“リアル”にしているのかが垣間見れるような気がする。「Vurtual Estate」という…

造成地を行き来する

造成地でどっばーと工事をやっている。新しい街ができる、というのとはなんだか違って、廃墟という風でもなくて、やっぱり工事現場という感じ。なにやら僕の街観とは本来異質の何かであるようで、でも今の人がすむ街はこんな風にできているのである。そんな…

余談

ピタゴラスのタワークレーン。かっこよすぎ。男の子回路刺激されまくりでしたよ。展開! 発進! 格納ぉっ! じゃなくて。

やはり足場は美しい

ただし綺麗で安全なやつ限定。 現場職の皆様、安全と労災撲滅は現場の清掃からですよ。と、えらく仕事ができる先達も仰っていましたよ。あとあと足場を使った高所作業時には、ヘルメットと安全帯をお忘れなくね。労災おりなくなるから。 じゃなくて。 秋の空…

つづく

ともあれもっと歩いてみないと、が結論で、ここでぶつっとこの項は終わる。

初台をうろつく

しかし水路ばかり見ていて、初台の町をろくすっぽ見ていないことにふと気づいたのは、東京オペラシティビルの反対側をぼんやり眺めたとき。古ぼけた映画のポスターがはってある鯛焼き屋さんと看板建築(※1)。よくよくみればそこは昭和の遺産「商店街」がひろ…

玉川上水末端部をたらり

新宿新都心の「どっかーん」とした感じの摩天楼を、みょーにみょーにえぐっているそのビルの谷間は、やっぱり何度歩いても面白い。カリソメとしても水道用地であり、カリソメとしてもその旧跡として何らかの保存圧力がかかるのだろう。ま、もともと公用地だ…

まえせつ

友人氏との飲みも終わり、一人で新宿(東京都の新宿です。旧称が「内藤新宿」のアレ)の町をうろついていたら、なんだかぶらつきたくなって、なんだか初台までてくてくと歩いてしまった。コースは最近ちょっとお気に入りの玉川上水旧水路上である。

日々ショウヨウ

逍遥とかっこよく決めるには若輩すぎるので、カタカナにした。小用、賞揚に通じるかもしれないが、商用ではない。おそまつ。 実は以前つけていた創作ノートの名前である。

きょうのオススメ

以前読んだ本から少しずつ紹介してみる。 たいへん町田的な本。パッケージも町田的。町田的であるということは、中規模のほとんどの郊外都市に通じるということだ。くわしくは東京都町田市を歩いてみよう。 それはさておき、カレーを作っていく描写と、アル…

古河庭園

今日はそんなところに出かけた。ヒスイの巨大な原石と、ひたすらにぜいたくな石組みばかりが印象に残り、肝心の花をあまり見なかったのはご愛嬌。細部を見すぎだろうかと自問しつつも、同行した新婚夫婦ののろけオーラを気軽に受け止める。 段丘面の上下をつ…

カリソメ

そんな自分語りから始めるというのは非常にアレなので、とりあえず、カリソメ。しばらくはこっそりとやってみる。 仮の初めだなんて日本語って美しい。

かりそめ

うぇっぶからいなくなって久しい。忙しくなったのと、たぶんちょっと飽きたから。 そんな世捨て人のような生活は懐かしく過ぎ去り、今は、人並みに忙しくなった。命がけの職種でもある。夢を忘れて久しいけれど、嫌いじゃない業界で職ににつけたことは幸運だ…